その常識は本当ですか

五十路の親父の育児観察

便秘が当たり前って本当ですか?その2

先に綿棒浣腸を便秘対策の一つとしてあげましたが、実は他にも効果のあったグッズがあります。

マルツエキス

小児科で相談すると出てくるのはこれ。確かに効果はあります、が飲んでくれるかどうかは天のみぞ知る。

②ヨーグルト

これも効く。駄菓子菓子、マルツエキスと同様、食べてくれるかどうかは天のみぞ知る。

③納豆

これは素晴らしい。食いつきよし、快便効果良し。惜しむらくは、ニオイとネバで手と口と服がえらい事になりがち。泣く泣く封印。親が食べてるのを発見すると目を釣り上げて「ゔぁ」と要求の声をあげてくる(笑)

ケロッグオールブランオリジナル

マズイと世間では不評らしいですね(笑)うちではみんな好きです。ただ運用に欠点があって、お通じが良くなりすぎます。下痢ではないのがミソ。快便が止まらない。それを逆手に取って天然の下剤としての運用。もし便秘を気にされている大人の諸君がこれを見たならば、お勧め。それはさておき幼児への投入ですが、砂糖を混ぜたヨーグルトと混ぜるのがお勧め。ふやけるとクリームチーズケーキっぽい味になります。あくまでぽいね。過度な期待しないで欲しい。それでも子供の食いつきは良い筈。

 結局うちはもっぱら④なんだけど、ウンチの拭き取りに難が出るのが欠点。繊維質多くてねえ。まあそれでもそのくらいの難なので大枠では素晴らしいの一言。綿棒浣腸とこれの二本立てで間違いなく快便。

離乳食の常識は本当ですか?

 うちも離乳食の最初の最初はペースト状のブツを食べさせました。太古の昔を考えても、親が噛み砕いて与えていたであろうことから、まあ理にかなっているよねと。我が子も素直に受け入れ食べていました。

 月日が流れて生後七か月前後、さて次の段階、やれ、小さな子は消化力が弱くいきなり硬いものは与えるべきでない、徐々に硬くして行けと世間では喧伝されていますが、なん分粥であろうとも、半端な粥はうちの子は全く受け付けません。さて困った事になったと、考えてみましたが、太古の昔、親が口噛みで作るペーストにそんな細かい制御ができるんか?そんな疑問に取り憑かれニャジラさんに言いました。

「ドロドロの必要ある?」

ニャジラさんが答えました。

「自分もそう思っていた」

食べないよりは消化してないってだけのほうがいいよね。夫婦統一見解で大人と同じ固形物を一応少量から実験しました。食事拒否が嘘のように食欲が露わに。ウンチの消化具合を確かめ、問題なく吸収していそうなので、後は喉に詰まらせないよう一口の量を調整しながら与えると、これまた副産物で固形だから掴み食べをしたがるんですね。いいこと尽くめでまた発育が良くなりました。肥満にはならず、身長が伸びて一才で11kg超、でかい。

 

便秘は当たり前って本当ですか?

 うちの子はほとんど夜泣きがありません。でもそれは、最初からと言うわけではありませんでした。

 ニャジラさんが子供の便秘を気にして小児科の先生に尋ねたところ、「二、三日の便秘は気にすることないですよ」と言うお答え。大人でもキツいのに子供が平気とは考え難い。んな訳ねーだろと対策を考えたところ、産後の入院期間に助産師が行っていた綿棒浣腸に着目したそうです。定期検診の際に助産師を捕まえて綿棒浣腸のレクチャーを受けて帰ってきました。

 ニャジラさんがそれを私にもやれとおっしゃる、顔面蒼白。やってみるとこれがまた怖い。腸を破っちゃうんじゃないかとなかなか力が入れられない。更に安全のために細い小児用綿棒でやるってのもあって、折らないようにやるのがまた難しい。なんとかマスターしましたが、もたもたした様がニャジラさんのお眼鏡に叶わず、9割9分以上の回数をニャジラさんが浣腸して、毎日快便の環境が構築されました。そのおかげか食は太く、便の匂いはヨーグルトのように爽やかで、とても発育が良く、夜泣き少ない以外にも良い副産物が多々あります。何故小児関連界隈で綿棒浣腸が一般的に推奨されないのか不思議で仕方ないと我が家では首を傾げていますが、強いて言うとマスターするのに敷居が高いのはあるのか。

 その後お世話になった小児科の先生は綿棒浣腸肯定派っぽいから色んな派閥があるのかも知れません。

目まぐるしい変化

 狭いとこから出てくるせいか、24時間の間に、赤子の顔はびっくりする程に変化します。

出たてホヤホヤの時点では凄くむくみがあって、我が子の場合は四角い大仏様のような顔でありました。

 それが当日の夕方には結構シュッとして、卵型の子供らしいほっそりとした顔になっていました。。それでも目はまだ虚ろで、視線が右と左で定まらない感がありました。

 翌日には聴力検査の為、母ニャジラさんと引き離されたのですが、数十分後に帰ってきた時「なんで見捨てた!」と言わんがばかりの怨みがましい、しゃきっとした視線に驚いたと、後に聞かされました。赤子は何がきっかけとなるか判りません。

陣痛事のサポートはどうしたらいい?

 陣痛が痛い時、なかなか子宮口が開かない時、どうしたらいいか。テニスボールでマッサージ?お尻の下から押し上げる?よく言われる話ですが、ニャジラさんにはあまり効果がありませんでした。初産でもあり、子供が頭出すのは最悪陣痛始まって12時間以上後と言われて途方に暮れたのを思い出します。夜半に始まり、開きが悪く4時間ほど経過。「朝9時まで開かなかったら陣痛促進剤入れましょうね」と言われてニャジラさんが嫌がったので、手元の便利な板で色々検索しましたら、いい話があるじゃないですか。スキンシップで分泌されるオキシトシンというホルモンがお産を促進させるので手を握りましょうと。早速ニャジラさんの手を握り、眠気に負けコックリコックリしながらも握り続けて、陣痛開始から約7時間半、「もう嫌」と泣きが入ったニャジラさん。看護師さんが検査に来て「多分まだまだだと思いますが、チェックしますね。」と言われ、またまた途方に暮れましたが、検索終わって一転「分娩室行きましょうか」

 そんな感じだったので奥さんの手を早い段階から握ってあげれば安産に貢献するかも? でも2021現在はコロナで付き添いできなくなってるそうで、折角の貢献策もしばらく封印ですな。

 

 

お腹の中の諸々の話

 いきなり余談ですが、奥さんは顔を顰めた時、某漫画のニャジラさんによく似ています。なので以降の文章ではニャジラさんと呼称させていただきまする。

 ニャジラさんはお腹の中で子供が内部をさすっていたり、突いたりしてるのが感じられたと言います。これを産科の先生に言うと、「そんなの判らないはずなんだけどねえ」と言われたとか。ここでも産科の先生の言う常識が怪しくなってきますね。鋭い人は感触を観察すると子供のキャラクターが垣間見えて面白いそうなので、奥さんが鋭そうなら勧めてみてください。

 他には、うちは妊婦時代に子供への声かけを私がしていました。ニャジラさんのお腹に口をつけて名前を呼ぶと、ウネウネと子供が動きます。その時にニャジラさんが「この辺、子供が手で触ってる」と誘導してくれるので、私も触ってみると、コンタクトに成功して子供がグイグイと触り返してきます。これはお互い面白かったのか、生まれるまでしばしば交流しました。奥さんが妊婦の皆さんは是非チャレンジしてみて下さい。

 

妊婦の柔軟体操

妊婦は安静にと言いますが、奥さんは悪阻でくたっとしている時間こそ長かったけど筋トレ&ストレッチは欠かさずしていました。初期は普段通りでグニョーンって感じに曲がりくねっていたので、大丈夫かいなと少々ハラハラしながら見ていました。奥さん曰く、子宮の中は案外大丈夫らしい。後期はマイルドなマタニティヨガに切り替えた様です。こっちは見てても安心。

妊婦さんは足が火照って辛いらしいですが、その解消にもマタニティヨガは役立ったそうです。呼吸法が特に効果的との事で、妊婦の諸処の不快に諸兄の奥さんが悩んでたら、勧めてみてもいいんでないかな?

スクワットは妊娠初期は止めてたらしいですが、中期は恐る恐る初めて、早産時の生存確率が増える28週以降は結構普通にやってました。

初産は一般に陣痛12時間と言われてますが、今回初産だった奥さんは8時間切ってたと言ってます。一緒に居て苦しがってるのを見て、すごく長く感じたんで私は実は細かい時間は覚えてないんだけど、急転直下で安産だったのはよく覚えてます。陣痛短縮と安産にストレッチ&筋トレは役に立つのかもしれません。骨盤の柔軟性確保と、いきまなくてもサラッと押し出せる筋力確保の相乗効果なのではないかと考察します。なんかスポーツ選手って安産なイメージよね。やり過ぎは危険な気もしますので、もし参考にされる方が居りましたら、あまり頑張り過ぎないで様子を見ながらどうぞ。